◇転換社債型新株予約権付社債(CB)とは
「転換社債型新株予約権付社債」は、発行時に決められた値段(転換価額といいます)で株式に転換することができる債券です。
したがって、債券の発行後に株式に転換するか、もしくは株式に転換せず、利金や償還金を受け取るか購入者自身で選択できます。株式と債券の二つの特徴をあわせ持つ商品といえます。
【社債としてのメリット】
1.毎年決まった利息(クーポン)が受け取れる。(zwロクーポンを除く)
2.満期まで保有すると額面金額が戻ってくる。
3.CBの取得価額が額面以下の場合、満期時には償還差益が得られる。
【株式に転換できるメリット】
1.CB発行の際に決められた価格(転換価額)で、株式に転換することができる。そのため株価が上昇すればCB自身の値上がりも期待できる。
2.株価が下落しはじめるとCBの時価も下落する傾向にあるが、ある一定の水準で下がりにくくなる。
これは満期時に額面金額で償還される債権としての価値が下支えするからである。
【リスクについて】
発行会社等の株価の下落、金利水準の変動等により、投資元本を割込むことがある。
発行会社等の経営・財務状況の変化およびそれらに関する外部評価の変化等により、投資元本を割込むことがある。
繰上償還条項が付されることがあり、償還期日前に償還されることがある。
新株予約権を行使できる期間に制限がある。また、銘柄によって新株予約権等の行使に関する特殊条項の付されたものがある。
株式に変えることができる期間には制限がある。